学校長あいさつ

学校長あいさつ

鹿児島中央看護専門学校 校長 今村英仁

公益財団法人慈愛会
鹿児島中央看護専門学校
校長 今村 英仁

 2020年から4年間、世界中を席巻した新型コロナ禍もようやく平時に戻りつつあります。この間、医療従事者は最前線で新型コロナ禍と戦ってきました。特に、最も患者さんと接触の機会が多い看護師の活躍がなければこのコロナ禍を乗り越えることは不可能でした。
 これだけ大変な思いをして日本を守ってきたにもかかわらず、看護師に対する世間の評価は必ずしも高いものではありませんでした。その結果、大変な割には報われない、割に合わない仕事との風潮が急速に広がった感があります。実は、同様な現象は、日本がバブルに湧いた1980年代にもありました。
 ただ、どんな時代であっても、「看護」を必要としないときはありません。
 日本の現代看護教育の立ち上げを行い、本校を育て、フローレンス・ナイチンゲール記章を受章した今村節子は、当時から看護の5Kを掲げてきました。

看護とは、
  •  人間の感性を磨き
  •  感動のドラマがあり
  •  成功に歓喜があり
  •  日々に感謝があり
  •  人間を完成へと誘う    仕事であると。

 本校は、こんな時代だからこそ、人が好きで、人のため、地域のために役に立ちたいと願う人を求めています。
 90年続く当法人の2000名の仲間が皆さんと実習でお会いできるのを楽しみにしています。

鹿児島中央看護専門学校
校長 今村 英仁